股関節の痛みで諦めかけていたゴルフへの想い
股関節の痛みは、日常生活のさまざまな場面で私たちの動きを制限します。特に、踏ん張る動作や体重を片足にかける動作が必要なスポーツでは、その影響は深刻です。
米子市旗ヶ崎にある整体院 幸伸には、このような股関節の悩みを抱えた方が多く来院されます。今回ご紹介するM様も、長年の股関節痛に悩まされ、大好きなゴルフを2年間も諦めていた方でした。
病院では「変形性股関節症の末期」と診断され、手術も視野に入れなければならないと言われていたM様。しかし、できれば手術は避けたい、もう一度ゴルフを楽しみたいという強い想いを持って、当院の扉を叩かれました。
この記事では、M様の実際の施術過程と改善への道のりを詳しくご紹介します。同じような股関節の痛みで悩んでいる方、変形性股関節症と診断されて不安を感じている方に、少しでも希望を持っていただければと思います。
変形性股関節症とは何か
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、骨同士が直接ぶつかることで痛みや可動域の制限が生じる疾患です。
日本では特に女性に多く見られ、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などの既往がある方に発症しやすい傾向があります。進行すると歩行困難になることもあり、QOL(生活の質)に大きな影響を与える疾患として知られています。
股関節痛が日常生活に与える影響
股関節は体重を支える重要な関節です。そのため、股関節に痛みがあると、歩行、階段の昇降、立ち座り、靴下を履くなどの日常動作が困難になります。
特にスポーツや趣味の活動では、踏ん張りが効かない、体重移動がうまくできないといった問題が生じ、活動を諦めざるを得なくなることも少なくありません。M様の場合も、ゴルフのスイング時に必要な踏み込み動作ができず、2年間もプレーを断念されていました。
M様が抱えていた股関節の痛みと生活への影響
M様は60代の男性で、5〜6年前から左股関節に違和感を覚え始めました。当初は軽い違和感程度でしたが、3〜4年前から痛みが強くなり、日常生活にも支障が出るようになったといいます。
特に辛かったのは、歩行時の痛みでした。左足に体重をかけると鼠径部や内もも、お尻の辺りに鈍い痛みが走り、踏み込むことができません。この痛みのため、歩幅が狭くなり、歩くスピードも遅くなってしまいました。
夜間痛と日常動作の制限
1年前には夜間痛もあり、痛みで目が覚めることもあったそうです。寝返りを打つたびに股関節が痛み、熟睡できない日々が続きました。
また、靴下を履く動作や車の乗り降りなど、股関節を深く曲げる動作も困難になっていました。階段の昇降も手すりが必要で、特に降りる時には一段ずつ慎重に足を運ばなければなりませんでした。
ゴルフができない喪失感
M様にとって最も辛かったのは、大好きなゴルフができなくなったことでした。ゴルフのスイングには、左足(右打ちの場合)でしっかりと踏ん張り、体重移動をする必要があります。
しかし、M様の股関節の状態では、この踏み込み動作ができません。無理にスイングしようとすると激痛が走るため、2年間ゴルフを諦めていました。「もう一度ゴルフ場に立ちたい」という想いが、M様の改善への強いモチベーションとなっていました。
複数の医療機関を受診した経緯
M様は股関節の痛みに対して、日野病院、金子整形、米子南など複数の整形外科を受診されました。どの病院でもレントゲン検査を受け、「変形性股関節症」という診断を受けています。
特に金子整形では「左股関節の軟骨がほぼなくなっている」と告げられ、ある病院では「末期症状」という言葉も使われたそうです。手術を勧める医師もいれば、様子を見ましょうという医師もおり、M様は治療方針に迷いを感じていました。
整体院 幸伸への来院を決めた理由
M様は1年ほど前から、別の整体院に週1回のペースで通院されていました。その整体院では股関節周りのストレッチを中心とした施術を受け、確かに夜間痛は改善されたといいます。
しかし、半年を過ぎた頃から改善が停滞し、歩行時の痛みや踏ん張りの効かなさは変わらないままでした。「このまま通い続けても、ゴルフができる状態にはならないのではないか」という不安を感じ始めていたそうです。
ホームページで見つけた希望
そんな時、インターネットで整体院 幸伸のホームページを見つけました。ホームページには、変形性股関節症の方の改善事例や、理学療法士としての専門的なアプローチが詳しく紹介されていました。
特にM様の目を引いたのは、「変形があっても、周囲の筋肉の状態を改善することで痛みは軽減できる」という考え方でした。手術以外の選択肢を探していたM様にとって、この言葉は大きな希望となりました。
理学療法士という専門性への信頼
整体院 幸伸の院長は、理学療法士として7年間リハビリテーション科に勤務した後に開業されています。医療現場での経験と、海外の上級認定資格を持つ専門性が、M様の信頼を得る大きな要因となりました。
「医療の知識を持った人に診てもらいたい」というM様の想いと、当院の専門性がマッチしたのです。また、開業10年で3万件以上の施術実績があることも、安心材料の一つとなりました。
根本改善への期待
M様は「痛みを一時的に和らげるだけではなく、根本的に改善したい」という明確な目標を持っていました。そのためには、なぜ痛みが出ているのか、どうすれば改善するのかを理解したいと考えていました。
整体院 幸伸では、丁寧なカウンセリングと身体評価を通じて、痛みの原因を多角的に分析し、お客様自身にも理解していただけるよう説明することを大切にしています。この姿勢が、M様の「根本改善したい」という想いと合致しました。
初回カウンセリングで明らかになった身体の状態
M様が初めて来院されたのは、ある土曜日の午前中でした。まずはカウンセリングシートに記入していただき、詳しくお話を伺いました。
M様は左股関節の痛みを主訴として来院されましたが、実は25歳頃に腰椎の分離症と診断されたこともあるとのことでした。当時は広島に住んでおり、腰痛で整形外科を受診した際に判明したそうです。現在は腰痛自体はそれほど強くありませんが、股関節の痛みと関連している可能性も考えられました。
痛みの部位と特徴
M様の痛みは、主に左股関節の前面(鼠径部)、内もも、お尻の座骨周辺に出ていました。特に歩行時、体重を左足にかけた時に痛みが強くなります。
「踏み込んだら痛みが来るので、踏み込めない」「ステップが踏みにくい感じがする」という訴えがあり、歩行パターンにも影響が出ていることがわかりました。夜間痛は1年前に比べてかなり改善されており、現在は痛みで目が覚めることはないとのことでした。
姿勢と動作の評価
立位での姿勢を確認すると、左右の肩の高さに若干の差があり、骨盤も左側がやや後方に引けているように見えました。これは左股関節の痛みをかばうための代償的な姿勢と考えられます。
歩行を観察すると、左足を踏み出す時に体が左側に傾き、体重を十分にかけられていない様子が見られました。歩幅も左右で差があり、左足の歩幅が明らかに短くなっていました。痛みを避けるための歩き方が、長期間続いていたことがうかがえます。
可動域と筋力のチェック
ベッドに仰向けになっていただき、股関節の可動域を確認しました。左股関節を曲げていくと、90度近くまでは曲がりますが、それ以上曲げようとすると鼠径部に詰まった感じと痛みが出ます。
股関節を外に開く動作(外転)では、右と比べて左の可動域が明らかに制限されており、お尻の後ろ側に張りを感じるとのことでした。内側に閉じる動作(内転)も、左側では動かしにくさがありました。
筋力テストでは、特に左足を持ち上げる力(股関節屈曲筋力)が右と比べて明らかに弱くなっていました。「力が入りにくい」とM様自身も感じておられ、お腹の奥の筋肉(腸腰筋)の機能低下が疑われました。
横向きでの評価で見えた問題点
横向きの姿勢で股関節の状態を確認すると、股関節を内側に回す動き(内旋)が非常に硬くなっていることがわかりました。通常であれば膝がベッドにつくくらいまで動くはずですが、M様の場合はかなりの抵抗感があり、動きが制限されていました。
この動きの制限は、お尻の奥にある筋肉(深層外旋六筋)が硬く緊張していることを示しています。これらの筋肉が硬くなると、股関節の動きが制限され、体重を乗せにくくなります。ゴルフのスイングで必要な体重移動ができないのも、この筋肉の硬さが一因と考えられました。
施術方針の説明と同意
身体評価の結果をM様に説明しました。確かにレントゲン上では左股関節の軟骨がかなり減っており、変形性股関節症の診断は間違いありません。しかし、実際の可動域を見ると、「末期」と言われるほど動きが悪いわけではないことをお伝えしました。
変形が非常に進んだ状態では、股関節が90度も曲がらなくなったり、全く外に開かなくなったりします。M様の場合、確かに制限はありますが、まだ十分な可動域が残っています。
変形だけが問題ではない
「変形があること」と「痛みがあること」は、必ずしも一致しません。変形があっても痛みがない人もいれば、変形が軽度でも強い痛みを感じる人もいます。
M様の場合、変形による構造的な問題に加えて、周囲の筋肉が非常に硬くなっていることが、痛みや動きにくさの大きな原因となっていると考えられました。特に、お尻の奥の筋肉や股関節周りの筋肉が過度に緊張し、関節の動きをロックするように固めてしまっています。
体幹の弱さが股関節に負担をかけている
もう一つ重要な問題として、体幹、特にお腹の奥の筋肉の弱さがありました。筋力テストで左足を持ち上げる力が弱かったのは、股関節の筋肉だけでなく、お腹の筋肉がしっかり働いていないことも関係しています。
お腹の筋肉が弱いと、体を安定させるために股関節周りの筋肉が過剰に働かなければならず、それが筋肉の緊張を生み、さらに痛みを引き起こすという悪循環に陥ります。ゴルフで踏ん張りが効かないのも、この体幹の弱さが大きく影響していると説明しました。
改善の可能性と施術計画
これらの問題点を踏まえて、M様には次のような施術方針を提案しました。
まず、硬くなっている筋肉を緩めて、股関節の可動域を改善します。特にお尻の奥の筋肉や内ももの筋肉を中心にアプローチします。次に、弱くなっている体幹の筋肉、特にお腹の奥の筋肉を活性化させ、正しく使えるようにトレーニングします。
そして、自宅でも継続できる体操やトレーニングを指導し、良い状態を維持できるようにサポートします。
改善の目安としては、最初の段階で痛みを現在の半分程度まで減らすことを目標とし、その後さらに痛みを軽減させながら、踏ん張りができる、ゴルフができる状態を目指していくという計画をお伝えしました。通院ペースは、最初は週1回程度、改善に伴って2週に1回、3週に1回と間隔を空けていく予定です。
M様は「変形があっても改善できる可能性があるなら、ぜひやってみたい」と前向きに施術を受けることを決められました。
初回施術の内容と身体の反応
施術はまず、硬くなっている筋肉を緩めることから始めました。仰向けの姿勢で、股関節周りの筋肉を丁寧に触診しながら、硬くなっている部分を確認していきます。
M様の場合、鼠径部から内ももにかけて、そしてお尻の深い部分の筋肉が特に硬くなっていました。これらの筋肉を、痛みが出ない範囲で少しずつ緩めていきます。
筋膜リリースと関節モビライゼーション
筋肉を緩める際には、筋膜という筋肉を包む膜にもアプローチします。筋膜が硬くなると、筋肉の動きが悪くなり、痛みの原因となります。
M様の内ももやお尻の筋膜は、触るとゴリゴリとした硬さがあり、動きが悪くなっていました。ゆっくりと圧をかけながら、筋膜の滑りを改善していきます。「少し張る感じがありますが、痛みはないです」とM様。筋膜リリースは、痛みが出ない程度の刺激で十分効果があります。
次に、股関節の関節自体の動きを改善するために、関節モビライゼーションという手技を行いました。股関節を様々な方向に動かしながら、関節の中での骨の動きを滑らかにしていきます。
横向き姿勢でのアプローチ
横向きの姿勢では、お尻の深層にある筋肉にアプローチしました。先ほどの評価で、股関節を内側に回す動きが非常に硬くなっていたため、この動きを制限している筋肉を緩める必要があります。
お尻の奥の筋肉は、表面からは触りにくい場所にありますが、適切な角度で圧をかけることで、効果的に緩めることができます。M様には少し体勢を変えていただきながら、筋肉の走行に沿って圧を加えていきました。
「この辺が張っている感じがします」とM様。まさにその部分が、股関節の動きを制限している筋肉でした。ゆっくりと圧を加えながら、筋肉の緊張が少しずつ解けていくのを感じます。
体幹トレーニングの導入
筋肉を緩めた後は、弱くなっている体幹の筋肉を活性化させるトレーニングを行いました。仰向けの姿勢で、膝を立てて足を床につけます。
この状態で、息を吐きながら尾骨を軽く持ち上げ、腰を少し丸めるようにします。この動作により、お腹の奥の筋肉(腹横筋や骨盤底筋群)が働きます。最初は動きがぎこちなかったM様ですが、何度か繰り返すうちに、少しずつコツをつかまれました。
「お腹の奥に力が入る感じがしますね」とM様。まさにその感覚が大切です。このお腹の奥の筋肉が働くことで、体幹が安定し、股関節周りの筋肉の過剰な緊張が減っていきます。
足のアーチサポート
M様の足を見ると、偏平足気味で、足のアーチが低下していました。足のアーチが崩れると、歩行時の衝撃吸収がうまくできず、股関節への負担が増えます。
そこで、テーピングを使って足のアーチをサポートしました。テーピングを貼った状態で立っていただくと、「足裏が安定する感じがします」とM様。足のアーチをサポートすることで、股関節への負担を軽減することができます。
施術後の身体の変化
施術後、再度立っていただき、身体の動きを確認しました。左右に体を動かす動作では、「さっきより動かしやすい感じがします」とM様。股関節周りの筋肉が緩んだことで、可動域が改善されています。
歩行も確認しました。短い距離ですが、施術前と比べて左足の踏み込みが少し深くなり、歩幅も広がっているように見えました。M様自身も「少し歩きやすくなった気がします」と感じておられました。
痛みの変化
歩行時の痛みについて尋ねると、「まだ少し違和感はありますが、さっきほど強くはないです」とのこと。初回の施術で痛みが完全になくなることは稀ですが、少しでも軽減されたことは良い兆候です。
特に、体重をかけた時の「踏ん張れない感じ」が、わずかに改善されたようでした。これは、体幹の筋肉が少し働き始めたことと、股関節周りの筋肉の緊張が緩んだことによる効果と考えられます。
可動域の改善
ベッドに戻っていただき、再度股関節の可動域を確認しました。股関節を曲げる動作では、施術前と比べて詰まり感が減り、少し深く曲げられるようになっていました。
特に改善が見られたのは、横向きでの股関節の内旋(内側に回す動き)です。施術前はかなりの抵抗感がありましたが、施術後は少し動きやすくなり、膝がベッドに近づくようになりました。お尻の奥の筋肉が緩んだことで、この動きが改善されたのです。
M様の率直な感想
施術後、M様は「1年通った整体院では、ここまで詳しく身体を見てもらったことがなかった」と話されました。特に、体幹の弱さが股関節の痛みに関係しているという説明に納得されたようです。
「変形があっても、周りの筋肉を改善すれば良くなる可能性があるというのが希望になりました」とM様。手術を避けて、保存的に改善できる道があることに、前向きな気持ちを持っていただけたようでした。
自宅でのセルフケア指導
施術の効果を維持し、さらに改善を進めるためには、自宅でのセルフケアが非常に重要です。M様には、以下のような体操を指導しました。
体幹トレーニング
施術中に行った、仰向けで尾骨を持ち上げる体操を自宅でも続けていただきます。椅子に足を乗せて行うと、より効果的です。
息を吸う時はお腹を膨らませ、吐く時に尾骨を軽く持ち上げて腰を丸めます。この時、お腹の奥の筋肉を意識することが大切です。表面の筋肉に力を入れすぎないよう、リラックスして行います。1日に10回×2セットを目安に行っていただきます。
股関節の可動域運動
仰向けの姿勢で、膝を立てて左右に倒す運動も効果的です。息を吐きながら膝を倒し、股関節周りの筋肉をストレッチします。
痛みが出ない範囲で、ゆっくりと動かします。この運動により、股関節の内転筋や外転筋の柔軟性が向上します。左右10回ずつ、1日2回行っていただきます。
お尻の筋肉のストレッチ
仰向けで、片方の足首をもう片方の膝に乗せ、膝を胸に引き寄せる姿勢を取ります。これにより、お尻の奥の筋肉がストレッチされます。
M様の場合、左のお尻の筋肉が特に硬いので、この運動は重要です。20〜30秒キープし、これを2〜3回繰り返します。痛みが強く出る場合は無理をせず、気持ち良い程度の伸びで十分です。
足のゴロゴロ運動
仰向けで膝を立て、足を内側と外側にゴロゴロと転がす運動も指導しました。この運動は、お尻の奥の筋肉を緩めるのに効果的です。
クッションなどを膝の間に挟んで行うと、より安定して動かせます。痛みが出ない範囲で、リズミカルに動かします。20回程度を目安に行っていただきます。
2回目以降の施術と経過
M様は初回の施術から1週間後に2回目の来院をされました。「自宅で教えていただいた体操を毎日やっています」とのこと。継続的なセルフケアが、改善への鍵となります。
1週間の経過を伺うと、「歩いている時の痛みが、初回の後は少し楽になった気がしましたが、また少し戻った感じもあります」とのことでした。これは自然な経過です。最初は施術の効果が数日で戻りやすいものですが、繰り返し施術を行い、セルフケアを続けることで、良い状態が長く続くようになっていきます。
2回目の施術内容
2回目の施術では、前回と同様に筋肉を緩めることを中心に行いましたが、前回よりも少し深い部分までアプローチしました。1回目の施術で表層の筋肉が緩んだことで、より深い部分の筋肉にアクセスしやすくなっています。
特に、股関節の前面(腸腰筋)と後面(臀筋群)のバランスを整えることに重点を置きました。腸腰筋が弱く、臀筋群が過剰に働いている状態を改善するため、腸腰筋を活性化させるトレーニングも追加しました。
3〜4回目の変化
3回目、4回目と施術を重ねるごとに、M様の身体には少しずつ変化が現れてきました。「以前より歩くのが楽になってきた気がします」「歩く距離が少し伸びました」といった言葉が聞かれるようになりました。
特に、朝起きた時の股関節の硬さが軽減されたとのこと。朝は関節が硬くなりやすい時間帯ですが、以前は起きてしばらく動かないと痛みが強かったのが、最近は起きてすぐでもそれほど痛みを感じなくなったそうです。
通院間隔の調整
4回目の施術後、M様の状態が安定してきたため、通院間隔を2週間に1回に延ばしました。この段階で、痛みのレベルは初回の約半分程度まで軽減されていました。
歩行時の痛みは残っていますが、「踏ん張れない感じ」は以前より改善され、少し踏み込めるようになってきました。ゴルフにはまだ不安がありますが、「もう少し良くなったら、素振りくらいはしてみたい」と前向きな言葉も聞かれました。
M様の改善事例から学ぶポイント
M様の事例から、変形性股関節症の改善において重要なポイントをいくつか挙げることができます。
変形イコール手術ではない
まず、変形があるからといって、必ずしも手術が必要なわけではないということです。確かに、変形が非常に進行し、日常生活に著しい支障がある場合は手術も選択肢の一つです。
しかし、M様のように、変形はあっても可動域がある程度保たれている場合、周囲の筋肉の状態を改善することで、痛みを軽減し、機能を向上させることができます。レントゲン画像だけで判断するのではなく、実際の身体の動きや筋肉の状態を総合的に評価することが大切です。
筋肉の硬さと弱さの両方にアプローチ
変形性股関節症では、痛みをかばうために周囲の筋肉が硬くなっていることが多くあります。M様の場合も、お尻の奥の筋肉や内ももの筋肉が非常に硬くなっていました。
しかし、硬い筋肉を緩めるだけでは不十分です。同時に、弱くなっている筋肉を強化する必要があります。M様の場合は、体幹の筋肉、特にお腹の奥の筋肉が弱くなっていたため、これを活性化させるトレーニングを行いました。硬さと弱さの両方にアプローチすることで、バランスの取れた身体を取り戻すことができます。
セルフケアの重要性
施術だけでなく、自宅でのセルフケアが非常に重要です。M様は毎日欠かさず体操を続けられており、これが改善を促進する大きな要因となっています。
週1回や2週に1回の施術だけでは、良い状態を維持するのは難しいものです。毎日少しずつでも、自分で身体をケアすることで、筋肉の柔軟性や筋力が向上し、痛みの軽減につながります。継続は力なりという言葉通り、地道な努力が実を結びます。
段階的な目標設定
M様の場合、最終目標は「ゴルフができるようになること」でしたが、いきなりそこを目指すのではなく、段階的に目標を設定しました。
まずは「歩行時の痛みを半分にする」、次に「踏ん張りができるようになる」、そして「素振りができる」、最終的に「ゴルフ場でプレーする」というように、小さなステップを積み重ねていきます。この段階的なアプローチにより、モチベーションを維持しながら、着実に改善を進めることができます。
変形性股関節症の方へのアドバイス
変形性股関節症と診断され、不安を感じている方は多いと思います。しかし、M様の事例からもわかるように、適切なアプローチにより、痛みを軽減し、生活の質を向上させることは可能です。
早期からのケアが大切
変形性股関節症は進行性の疾患ですが、早期からケアを始めることで、進行を遅らせることができます。痛みが軽いうちから、股関節周りの筋肉の柔軟性を保ち、体幹の筋力を維持することが重要です。
「まだそれほど痛くないから大丈夫」と放置せず、早めに専門家に相談し、適切な運動やケアを始めることをお勧めします。
自分の身体を知る
自分の身体の状態を正しく知ることも大切です。どの筋肉が硬いのか、どの筋肉が弱いのか、どのような動きが制限されているのかを理解することで、効果的なセルフケアが可能になります。
整体院 幸伸では、丁寧な身体評価を通じて、お客様自身にも身体の状態を理解していただけるよう説明しています。自分の身体を知ることが、改善への第一歩です。
手術を避けたい方へ
手術を避けたいと考えている方は、保存療法の可能性を探ってみてください。すべての変形性股関節症が手術を必要とするわけではありません。
筋肉の状態を改善し、正しい身体の使い方を身につけることで、痛みを軽減し、日常生活を送れるようになる方も多くいます。ただし、保存療法で改善が見られない場合や、痛みが非常に強く日常生活に著しい支障がある場合は、医師と相談の上、手術も検討する必要があります。
諦めずに続けること
改善には時間がかかります。M様も、1回の施術で劇的に良くなったわけではありません。少しずつ、段階的に改善が見られてきました。
途中で「本当に良くなるのだろうか」と不安になることもあるかもしれません。しかし、諦めずに施術とセルフケアを続けることで、身体は必ず応えてくれます。小さな変化を見逃さず、前進していることを実感しながら、焦らず取り組むことが大切です。
整体院 幸伸の変形性股関節症へのアプローチ
整体院 幸伸では、変形性股関節症をはじめとする股関節の痛みに対して、多角的なアプローチを行っています。
理学療法士としての専門的評価
院長は理学療法士として7年間、病院のリハビリテーション科に勤務していました。その経験を活かし、医学的な視点から身体を評価します。
姿勢、歩行、筋力、可動域、筋肉の状態など、様々な角度から身体をチェックし、痛みの原因を特定します。レントゲンやMRIなどの画像だけでなく、実際の身体の動きや機能を重視した評価を行います。
筋膜コンディショニング
筋肉を包む筋膜にアプローチすることで、筋肉の動きを改善します。筋膜が硬くなると、筋肉の滑りが悪くなり、痛みや可動域制限の原因となります。
筋膜リリースという手技を用いて、筋膜の滑りを改善し、筋肉の柔軟性を取り戻します。痛みが出ない程度の優しい刺激で行うため、安心して受けていただけます。
背骨コンディショニング
股関節の痛みは、実は腰や骨盤の状態とも深く関係しています。背骨のS字カーブが崩れていると、骨盤の位置が変わり、股関節への負担が増えます。
当院では、SDシリーズという専用の機器を使用して、背骨と骨盤の状態を整えます。背骨全体の柔軟性を高め、本来のS字カーブに近づけることで、股関節への負担を軽減します。
コアトレーニング
体幹の筋肉、特にインナーマッスルを効果的に鍛えるために、ピラティスマシンを使用したトレーニングも行っています。
インナーマッスルは、身体の深い部分にある筋肉で、姿勢の維持や関節の安定に重要な役割を果たします。M様のように、体幹の筋力が低下している方には、このトレーニングが非常に効果的です。正しい筋肉の使い方を身につけることで、股関節への負担を減らすことができます。
ラジオ波温熱療法
頑固な筋肉の硬さに対しては、ラジオ波温熱療法も活用します。ラジオ波は、身体の深部から熱を発生させる機器で、表面からの加温とは異なり、深い部分の筋肉や筋膜を効果的に温めることができます。
温めることで血流が改善し、筋肉の柔軟性が向上します。運動と組み合わせることで、より効果的に可動域を広げることができます。
よくあるご質問
Q1:変形性股関節症でも本当に改善しますか?
A:変形の程度や症状の状態によりますが、多くの場合、痛みの軽減や機能の改善は可能です。変形自体を元に戻すことはできませんが、周囲の筋肉の状態を改善することで、痛みを軽減し、日常生活やスポーツ活動ができるようになる方は多くいらっしゃいます。
ただし、変形が非常に進行している場合や、保存療法で改善が見られない場合は、医師と相談の上、手術も検討する必要があります。まずは身体の状態を評価させていただき、改善の可能性について丁寧にご説明いたします。
Q2:どのくらいの期間で効果が出ますか?
A:個人差がありますが、多くの方は3〜4回の施術で何らかの変化を実感されます。M様の場合も、初回から少しずつ変化が見られ、4回目頃には痛みが半分程度まで軽減されました。
ただし、長期間痛みを抱えていた場合や、筋肉の硬さが強い場合は、改善に時間がかかることもあります。焦らず、継続的に取り組むことが大切です。
Q3:自宅でのセルフケアは必要ですか?
A:はい、非常に重要です。施術だけでなく、自宅でのセルフケアを併用することで、改善のスピードが大きく変わります。
当院では、お一人お一人の状態に合わせた体操やストレッチを指導しています。難しい運動ではなく、誰でもできる簡単なものですので、ぜひ毎日続けていただきたいと思います。
Q4:どのくらいの頻度で通えば良いですか?
A:最初は週1回程度をお勧めしています。身体の状態が安定してきたら、2週に1回、3週に1回と間隔を空けていきます。
症状が落ち着いた後は、月1回程度のメンテナンスで良い状態を維持される方が多いです。お仕事やご都合に合わせて、無理のない通院ペースをご提案いたします。
Q5:手術を勧められていますが、それでも改善できますか?
A:手術を勧められている場合でも、保存療法で改善する可能性はあります。ただし、変形が非常に進行している場合や、日常生活に著しい支障がある場合は、手術が最善の選択肢となることもあります。
まずは身体の状態を詳しく評価させていただき、保存療法で改善が見込めるかどうかを判断いたします。その上で、最適な方法をご提案いたします。
Q6:痛みが強い時でも施術を受けられますか?
A:痛みの状態によります。炎症が強く、安静が必要な急性期の場合は、施術を控えることもあります。
しかし、慢性的な痛みの場合は、適切な施術により痛みを軽減できることが多いです。初回のカウンセリングで痛みの状態を詳しく伺い、その時の状態に合わせた施術を行いますので、ご安心ください。
Q7:ゴルフなどのスポーツ復帰は可能ですか?
A:可能です。M様もゴルフ復帰を目指して施術を続けておられます。ただし、いきなりフルスイングをするのではなく、段階的に負荷を上げていくことが大切です。
まずは痛みを軽減し、踏ん張りができるようになってから、素振り、ハーフスイング、フルスイングと段階を踏んでいきます。焦らず、身体の状態に合わせて進めることで、安全にスポーツ復帰が可能です。
まとめ:変形性股関節症でも諦めない
M様の事例を通じて、変形性股関節症でも適切なアプローチにより改善が可能であることをお伝えしてきました。
変形があるからといって、すぐに手術が必要なわけではありません。周囲の筋肉の状態を改善し、正しい身体の使い方を身につけることで、痛みを軽減し、日常生活やスポーツを楽しむことができるようになります。
大切なのは、早期からケアを始めること、自分の身体の状態を知ること、そして諦めずに継続することです。一人で悩まず、専門家に相談し、適切なサポートを受けることで、より良い結果が得られます。
整体院 幸伸では、理学療法士としての専門的な知識と経験を活かし、お一人お一人の状態に合わせた施術とセルフケア指導を行っています。変形性股関節症でお悩みの方、手術を避けたいと考えている方、ぜひ一度ご相談ください。
M様のように、「もう一度ゴルフがしたい」「普通に歩けるようになりたい」という想いを実現するお手伝いをさせていただきます。
ご予約・お問い合わせ
整体院 幸伸では、変形性股関節症をはじめとする股関節の痛み、腰痛、膝痛、肩こりなど、様々な症状に対応しています。
初回は丁寧なカウンセリングと身体評価を行い、お一人お一人に合わせた施術プランをご提案いたします。初回割引もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
整体院 幸伸
住所:鳥取県米子市旗ヶ崎7丁目11−27
アクセス:米子市の旗ヶ崎、三本松口、河崎口、後藤、富士見町、皆生エリアからもアクセス良好
ご予約承っています。気軽にお問い合わせください。あなたの「やりたいこと」を実現するために、全力でサポートいたします。



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